代筆屋プロフィール
著書
『ラブレターを代筆する日々を過ごす「僕」と、依頼をするどこかの「誰か」の話。』
(インプレス社)
「ビリギャル」などのヒット作を出したことで一躍有名になった、みんなのストーリーが集まる投稿サイト「Storys.jp(ストーリーズ)」に投稿され、好評を博した同名タイトルを書籍化したもの。 ラブレターの代筆屋なる商売を始めた著者に寄せられる数々の依頼――、「遠距離恋愛中の彼女にプロポーズをしたい」「離婚をなかったことにしてほしい」などの依頼に精いっぱい向き合い、依頼者の想いを伝えようとする代筆屋の日々を描いた心温まるストーリー。果たして依頼者の想いは成就するのか。
『恋人であれ』
(彩流社)
誰かに伝えたい想いを誰かに成り代わって書く……ラブレター代筆屋が詠んだ短歌集。
ラブレターの代筆。そんな特異な仕事を10年にわたって続け、300通以上ものラブレターを手がけてきた著者。一口にラブレターといっても、想いを寄せる人へ向けた告白の手紙もあれば、パートナーに別れを告げるための手紙、お世話になった人へ感謝を伝える手紙など、持ち込まれる依頼内容は様々。その仕事の性質上、活動内容が公にされることは少ないが、ラブレター代筆屋としての活動や日常、請け負ってきた依頼者の想いを三十一文字にのせた著者の第一歌集。
代筆屋動画
代筆屋への想い
私が代筆屋の看板を掲げたのは2014年の春。会社員としてめまぐるしい日々を過ごす中で、ビジネスや金銭、効率性とはかけ離れたところで何かしてみたい。そう思ったのがそもそものきっかけでした。
その中で、ラブレター代筆屋を選んだのは、正直なところ特段の理由はありません。過去、自分が告白をするときはいつもラブレターを書いて渡していたため、なんとなくラブレターに関連する仕事をしてみよう。それだけのことでした。
ただ、ラブレター代筆屋として活動する中で、多くの人と出会い、様々な恋や愛や想いに触れることで、活動当初にはなかった使命感や責任感が生まれてきたのもまた事実です。
最近は、代筆屋を主人公としたアニメ『ヴァイオレット・エヴァ―ガーデン』の影響で、代筆屋をかっこいい職業、ロマンチックな職業ととらえる向きがあると感じています。しかしながら、私の体感としては、まったくそんなことはありません。すごく泥くさい仕事だと思いますし、揶揄されることや嘲笑されることもままあります。儲かるような仕事でもありません。
私は会社員としての一面も持っており、生活だけでいえば、時間や体力を消耗してまで代筆屋をする必要は正直ないです。それでも、私は今日まで代筆屋を続けてきました。なぜか?それは、会社員としては交わることのない人々に出会うことができるから。そして、会社員としては得ることのできない心の充足を、誰かの役に立てているという実感を得ることができるから。それに尽きます。
古くさくて、嘘くさい言葉で言うのなら、この仕事は、私に“愛”を与えてくれるのです。
だから、効率が悪かろうと、手間がかかろうと、私は今日も、きっと明日も、代筆屋であり続けますし、そうありたいと願っています。
代筆屋に関するよくある質問
Q. どうして代筆屋になろうと思ったのですか?
私自身、子供の頃から人に気持ちを伝える時はラブレターを書いていました。培ってきたラブレターを書く力が、誰かの役に立つかもしれないと思って始めたのがきっかけです。
Q. 代筆屋をする上で、何かこだわりはありますか?
お会いする場所は都内に限られてはいますが、できる限り電話やメールで済ますことなく、依頼者の方とはお会いして、直接お話をうかがうようにしています。効率性よりも正確性や対応の誠実性を大事にしています。
Q. どんな人が依頼をしてくるのでしょうか?
年代としては10代~80代まで幅広い年齢の方から依頼をいただきます。依頼内容は、告白・プロポーズから、感謝やお詫びの手紙など様々です。
Q. 代筆屋として何通の手紙を書いてきたのですか?
2014年から代筆活動を始め、300通を超えるお手紙(告白、プロポーズ、復縁、感謝、謝罪等)を手掛けてきました。
